2017年11月

 デイリー活動が面白い!

 



 偶然こどもデイサービスを訪れて見る風景に私は心を奪われてしまう。先月の会報の表紙の絵がエントランスにずらりと並んだ時もそうだった。私は一枚の絵を指し、「大きなカブ?」と言って、スタッフに笑われた。その日のテーマはパイナップル。確かに色は黄色。ガラスをキャンバスにし、絵の具を使い割り箸で描いたものだ。講師の先生はテーマや材料の引き出しをいっぱい持っている。紙をガラスにし、筆を割り箸にすると、こんなにも線に命が吹き込まれるのか?パイナップルは子どもたちの心象を映しながら抽象画となっていった。これは大人には描けないな…。子どもたちの作品は、この世に二つと無い宝なのだ。
 ある日の夕方部屋に入ると、3グループのレゴの作品があった。テーマは「災害により高所に取り残された人を救助すること」。1つ目の作品は、天まで届けとばかりに作り続けられた長い長いはしご。ずいぶん根気強い作品だ。2つ目の作品は、エレベータのような四角い箱を滑車で釣り上げていく装置。箱は着地した時、かっちりと受け止められるようになっていた。3つ目の作品は、高性能のクレーン車。救助する乗り台にはずり落ちないように工夫がある。そして救助者を迎えに行く車もあり、そこには人が乗っている。テーマは一つでも、いろいろな方法があることがわかる。互いの作品(提案)を評価し合うこともできる。こちらもかなり遊び込んだ出来栄えだ。
 拳成館の師範による空手はどんなだろう?道は形を重んじ礼に始まり礼に終わる。師範から、「強い心を持つ強い人を育てる」という言葉が聞かれる。挨拶の後には次々と柔軟体操が続く。全時間の半分以上だろうか?特に身体の硬い子はくじけそうになる。でもめげずにみんなで声を出し合って頑張る。そうすると心が強くなり、体も丈夫に強くなる。強い心の強い人になって初めて、弱い人を守ることもできるのだ。師範は指示を一度しか出さない。そのため子どもたちはいつも耳をダンボにしている。この活動を毎週繰り返すうちに、驚いたことに、小さな子どもも組み手の手順まで覚えていった。たとえ模範通りに出来なくても、師範は頑張りを必ずほめてくれる。子どもたちは、私たち大人の原型だから、人はこんなにも褒められると元気になれるんだ…と、空手を見て思った。
 ナナの家は、講師の先生方に大変恵まれている。そのため、話し合うたびに新しい企画が生まれていく。今進行中なのは、あるある畑のさつまいもの蔓で作るクリスマスリース。部屋中に干されたリースが圧巻だそうだ。11月には初めて狛江市の市民祭に参加する。12月の狛江市の障がい者週間には、作品の展示の他に、子どもたちの絵で飾るチョコの販売計画もある。そして子どもたちの作品の商品化も模索中だ。空手も交流とつなげる場を探している。みんなが道着を着られる方法も検討中だ。毎日の活動にも、セブンイレブンでお買いもの!を入れてはどうか?一人で行く子ども、道路向こうまで支援が必要な子ども、同行する子どもなどしっかり準備が必要になる。そしてとうとう来年度か再来年度には、ポニーも飼い始めることだろう。ホースセラピーを行う団体の見学、馬を繁殖している牧場の見学などを重ねている。2頭のポニーを飼うための8坪ほどの場所も探し始めるところだ。
 子どもたちがいるからこそ広がる活動に、ご注目!           


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